羽毛は、食肉用として飼育されているダック(アヒル)やグース(ガチョウ)から得られる副産物です。
日本においては、ダックやグースの肉の需要があまり多くないので、それらはあまり飼育されておらず、結果的に、当社で扱っている羽毛原料は、その大部分を海外からの輸入に頼っております。
つまり、元々自然由来のものであることに加え、世界各国からの輸入になるので、その生産工程を全て管理することは事実上不可能です。そのため、品質にはどうしてもばらつきが発生してしまいます。
そうしたことから、輸入後に正しく検査することが、品質管理のためには必要不可欠になります。
そこで、当社では、日本初の羽毛専門の公的検査研究機関である「CIL コンフォートインデックスラボ(快適睡眠環境研究所)」に、それら全ての検査を委託しております。
CILでは、ダウン率やダウンパワーの計測、清浄度など、羽毛に関する様々な検査を行っております。特に、ダウン率の検査では、ピュアダウン方式というJIS基準より厳しい検査基準で測定するなど、信頼性の高い検査を実施しております。
そして、CILでは検査済みの羽毛原料に対し、品質保証ラベルとして「CILラベル」というラベルを発行しており、それは製品化した羽毛ふとんに同梱されます。ラベルには、シリアルナンバーが印字されており、その番号をCILのホームページで検索すると、お手元の羽毛ふとんに使われた羽毛の合格認定日や品質などを、確認することができます。